中田 浩二
2007年06月05日
欧州組融合の第一歩
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biwafoot
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日本代表は6月2日、静岡県から移動し、19時からさいたま市内で流通経済大学を相手に練習試合を行った。軽いダウンメニューを終えた1日のモンテネグロ戦に先発した11名が見守る中、30分3本を戦ったメンバーは以下の通り。
1本目
GK川口 DF橋本、青山、水本、本田 MF稲本、羽生、藤本、水野 FW佐藤、播戸 得点/播戸2
2本目
GK川口 DF橋本、今野、水本、中田 MF稲本、羽生、家長、中村(俊) FW佐藤、巻 得点/今野1
3本目
GK川島 DF水野、青山、今野、本田 MF中田、藤本、中村(俊)、家長 FW巻、播戸 得点/播戸1 本田1
1本目
GK川口 DF橋本、青山、水本、本田 MF稲本、羽生、藤本、水野 FW佐藤、播戸 得点/播戸2
2本目
GK川口 DF橋本、今野、水本、中田 MF稲本、羽生、家長、中村(俊) FW佐藤、巻 得点/今野1
3本目
GK川島 DF水野、青山、今野、本田 MF中田、藤本、中村(俊)、家長 FW巻、播戸 得点/播戸1 本田1
1,2本目は稲本潤一が、3本目には中田浩二が、1ボランチのような形で中盤の底に立つフォーメーションでの戦いとなり、1日の試合後「将来的には1ボランチで戦いたい」ということを口にしていた指揮官の思惑が早くも実現したかに思われたが、「相手が相手なので両サイドも攻撃に出るんで1枚残ることは残らなくちゃいけないと思った。1ボランチという指示は出ていない」(稲本)、「本来は(藤本)淳吾がボランチの位置にいたけれど、攻撃に出ていたので自分が残った」(中田)と1ボランチでスタートしたわけではなかった。
初めて試合出場した中田は「相手のDFラインも高く、その裏を突くように前に速く攻める攻撃が多くて、左サイドでプレーしたときから、結構走った。少し速いなぁと感じたけれど、チーム全体が前へ速くという意識を持って戦えたのは良かったと思う。ただ、試合でずっとこのままではできないと思うし、そのへんは考えて行きたい」と振り返った。稲本は「ボールを取って、そのまま攻撃に行くというスタイル、しっかりと走るというのは、自分のプレースタイルが出ると思うので、これからすごく楽しみな感じはします」と語った。
負傷リハビリ明けの中村俊輔は、コンディション面で不利な面もあり、セットプレーから今野の得点を演出することは出来たが、まだしっくりとはいかないのか、試合後は堅い表情を浮かべ、「周囲の選手も変わる中、一緒にやる時間も少なく、新しいチームに馴染んでいくというのは、そう簡単なことではない」と話している。
1本目と2本目でプレーした佐藤寿人は、欧州組合流でのチームの変化について次のように語った。
「1本目は稲本さんがいたけれど、それでも大半がいつもやっているメンバーなので、前線のスペースへのフリーラインニングが求められるし、そういう走りの中で攻撃が生まれていくいつもと同じ形だった。でも俊さんや浩二くんが入っての2本目はサッカーが変わった。ふたりはしっかりとボールが収まるタイプなので、1 度そこにボールを預けてから、自分が飛び出すこともできるし、ゲームが落ち着く。スペースへパスを出すというよりも俊さんの足元にボールを出し、自分が動き出せば、そこにパスが出てくるという感じ。今までとは違うサッカーをできるのは楽しかった。前線のポジションチェンジもスムーズに出来ていたし、問題はない。
確かに、チームの戦い方というものでは1本目のほうが“らしい”のかもしれないし、欧州でやっている選手たちもそのサッカーを学ぼうとしている状態ではあると思うけれど、経験のある彼らを活かすサッカーというものも大事だと思う。同じスピードで同じ形のサッカーを繰り返していても単調になるし、そういう意味ではいろんなサッカーを使い分けていけば面白いと思うから」
細かい指示も長時間の戦術的なミーティングもない中、繰り返される練習で、チームのサッカーを感じ、選手の特徴をつかみ、同時に自身のプレースタイルやサッカー観を提示していく作業は、そう簡単なことではないだろう。オシムジャパン発足から1年、ベースが築かれつつある中に参加した欧州組は、高い経験値でそのハードルをクリアーし、ポジション争いに勝ち、日本代表を進化させることが求められる。
当然、スムーズに短時間でできる作業ではないが、欧州組の出場が予想される6月5日のコロンビア戦では、新しいオシムジャパンの片鱗が見えることに期待したい。
【サムライ通信】より
初めて試合出場した中田は「相手のDFラインも高く、その裏を突くように前に速く攻める攻撃が多くて、左サイドでプレーしたときから、結構走った。少し速いなぁと感じたけれど、チーム全体が前へ速くという意識を持って戦えたのは良かったと思う。ただ、試合でずっとこのままではできないと思うし、そのへんは考えて行きたい」と振り返った。稲本は「ボールを取って、そのまま攻撃に行くというスタイル、しっかりと走るというのは、自分のプレースタイルが出ると思うので、これからすごく楽しみな感じはします」と語った。
負傷リハビリ明けの中村俊輔は、コンディション面で不利な面もあり、セットプレーから今野の得点を演出することは出来たが、まだしっくりとはいかないのか、試合後は堅い表情を浮かべ、「周囲の選手も変わる中、一緒にやる時間も少なく、新しいチームに馴染んでいくというのは、そう簡単なことではない」と話している。
1本目と2本目でプレーした佐藤寿人は、欧州組合流でのチームの変化について次のように語った。
「1本目は稲本さんがいたけれど、それでも大半がいつもやっているメンバーなので、前線のスペースへのフリーラインニングが求められるし、そういう走りの中で攻撃が生まれていくいつもと同じ形だった。でも俊さんや浩二くんが入っての2本目はサッカーが変わった。ふたりはしっかりとボールが収まるタイプなので、1 度そこにボールを預けてから、自分が飛び出すこともできるし、ゲームが落ち着く。スペースへパスを出すというよりも俊さんの足元にボールを出し、自分が動き出せば、そこにパスが出てくるという感じ。今までとは違うサッカーをできるのは楽しかった。前線のポジションチェンジもスムーズに出来ていたし、問題はない。
確かに、チームの戦い方というものでは1本目のほうが“らしい”のかもしれないし、欧州でやっている選手たちもそのサッカーを学ぼうとしている状態ではあると思うけれど、経験のある彼らを活かすサッカーというものも大事だと思う。同じスピードで同じ形のサッカーを繰り返していても単調になるし、そういう意味ではいろんなサッカーを使い分けていけば面白いと思うから」
細かい指示も長時間の戦術的なミーティングもない中、繰り返される練習で、チームのサッカーを感じ、選手の特徴をつかみ、同時に自身のプレースタイルやサッカー観を提示していく作業は、そう簡単なことではないだろう。オシムジャパン発足から1年、ベースが築かれつつある中に参加した欧州組は、高い経験値でそのハードルをクリアーし、ポジション争いに勝ち、日本代表を進化させることが求められる。
当然、スムーズに短時間でできる作業ではないが、欧州組の出場が予想される6月5日のコロンビア戦では、新しいオシムジャパンの片鱗が見えることに期待したい。
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